NHK朝ドラ『ばけばけ』第1週 第5回で、主人公トキ(髙石あかり)が友人のチヨ、せんと三人で縁占いを行う「八重垣神社」。
ドラマでは鏡の池に紙を浮かべて恋愛成就を祈願するシーンが印象的に描かれていますが、この神社は本当に実在するのでしょうか?
また、現在も縁結びのパワースポットとして人気があるのか気になるところです。
今回は、ドラマの舞台となった八重垣神社の実在性や歴史、現在の人気度について詳しく調査しました。
小泉八雲とセツの実話に基づくドラマだけに、神社との深い関係性も明らかになっています。
【結論】八重垣神社は実在する縁結びの名所
八重垣神社は間違いなく実在する神社です。
島根県松江市佐草町227に鎮座し、現在も多くの参拝者が訪れる人気の縁結びスポットとして親しまれています。
朝ドラ『ばけばけ』で描かれた縁占いのシーンは、実際に2025年5月21~22日に八重垣神社で撮影されました。
ドラマの安全祈願も同神社で行われるなど、制作陣も八重垣神社を特別な場所として位置づけていることがうかがえます。
八重垣神社の基本情報と歴史
八重垣神社は古代から続く由緒正しい神社で、延喜式神名帳にも記載されている格式高い古社です。
◆基本情報
- 所在地:島根県松江市佐草町227
- 電話番号:0852-21-1148
- 参拝時間:9:00~17:00
- 駐車場:無料駐車場完備
- 主祭神:素盞嗚尊、稲田姫命、大己貴命、青幡佐久佐日古命
神社の歴史は神話時代まで遡り、元々は「佐久佐神社」と称していました。
元慶2年(878年)には正五位上の神階を授けられ、明治11年(1878年)に現在の「八重垣神社」に改称。
昭和56年(1981年)には神社本庁の別表神社に加列されています。
日本神話に基づく縁結びの聖地
八重垣神社が縁結びの名所として知られる理由は、日本神話の「八岐大蛇退治」の舞台だからです。
◆神話のあらすじ
- 素盞嗚尊が出雲の斐の川上に降り立つ
- 八岐大蛇に娘を食べられる老夫婦と稲田姫命に出会う
- 素盞嗚尊が佐草の里に八重垣を造って稲田姫命を隠す
- 八岐大蛇を見事に退治
- 両親の許しを得て稲田姫命と結婚
この物語から生まれた有名な和歌が「八雲立つ 出雲八重垣 妻込みに 八重垣造る その八重垣を」です。
素盞嗚尊が結婚の喜びを詠んだこの歌は、日本最古の和歌として知られており、八重垣神社の名前の由来にもなっています。
天津神である素盞嗚尊と国津神の娘である稲田姫命が結ばれたことから、八重垣神社は「古代結婚式発祥の地」「縁結びの大親神」と呼ばれています。
鏡の池の縁占いが大人気
八重垣神社で最も注目されているのが、境内奥の佐久佐女の森にある「鏡の池」での縁占いです。
◆縁占いの方法
- 神札授与所で占い用紙(100円)を受け取る
- 鏡の池に占い用紙を浮かべる
- 10円または100円硬貨を用紙の上にそっと乗せる
- 祈りながら結果を待つ
◆占い結果の見方
- 15分以内に沈む:良縁が早く訪れる
- 30分以上沈まない:縁が遅い
- 近くで沈む:身近な人との縁
- 遠くで沈む:遠方の人との縁
- イモリが用紙に触れる:縁起が良い
この池は、稲田姫命が八岐大蛇から隠れている間に飲料水として使用し、御姿を映す鏡としても使った神聖な場所とされています。
占い用紙を浮かべると文字が浮き出る仕組みで、恋愛に限らず仕事や人との縁なども占うことができます。
小泉八雲・セツ夫妻との深い関係
朝ドラ『ばけばけ』のモデルとなった小泉八雲と妻のセツも、八重垣神社と深い縁があります。
セツの縁占い体験
小泉セツは少女時代に友人2人と八重垣神社を訪れ、鏡の池で縁占いを行いました。
その結果は「遠方の人との良縁がある」というもの。
後にギリシャ生まれのアイルランド人・ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と結婚することを考えると、まさに的中した占いだったといえるでしょう。
八雲の名前の由来
ラフカディオ・ハーンが「小泉八雲」という日本名を選んだのは、八重垣神社の和歌「八雲立つ 出雲八重垣」に由来しています。
松江の文化と出雲の神話に深く魅力を感じた八雲にとって、「八雲」という名前は特別な意味を持っていたのです。
小泉八雲も松江各地の神社巡りの際に八重垣神社を訪れ、鏡の池に強い興味を示したと記録されています。
彼が著した「知られぬ日本の面影」では、八重垣神社を夫婦の縁を結ぶ神として「大いに有望」と紹介しています。
現在も高い人気を誇るパワースポット
八重垣神社は現在でも島根県有数の人気パワースポットとして多くの参拝者を集めています。
◆人気の理由
- メディア露出の増加:朝ドラ『ばけばけ』効果やテレビ番組での紹介
- SNSでの話題性:鏡の池の縁占いがInstagramやTikTokで拡散
- パワースポットブーム:縁結び以外にも仕事運、金運向上を求める参拝者
- アクセスの良さ:松江駅からバスで約20分の好立地
◆魅力・見どころポイント
- 多様なご利益:恋愛だけでなく仕事、人間関係、金運の縁結び
- 夫婦椿:2本の幹が1本になった愛の象徴として人気
- 神秘的な森:小泉八雲が「神秘の森」と称した佐久佐女の森
- 本格的な神前式:縁結びの神社として結婚式場としても人気
朝ドラ『ばけばけ』との関連
朝ドラ『ばけばけ』第5話で描かれた八重垣神社での縁占いシーンは、実際の史実に基づいています。
◆撮影の背景
制作陣は「セツさんの若い頃のエピソードは文書に残っているものが少ないが、その中に”仲の良い3人で恋占いをした”というお話があった」として、このシーンを重要視しました。
神聖な場所での撮影のため、機材やスタッフ全員がお祓いを受けて臨んだというエピソードもあります。
◆ドラマでの描写
- トキの紙がなかなか沈まず対岸まで流れる
- 友人たちは「黒船みたいだね」と表現
- 実際にセツも「遠方の人との縁」の結果だった
このシーンは史実の忠実な再現として、多くの視聴者に感動を与えています。
「八重垣神社」アクセス・参拝情報
◆MAP
◆交通アクセス
- 電車・バス:JR松江駅から一畑バス「八重垣神社」行きで約20分
- 自動車:山陰自動車道松江西ICから約10分
- 駐車場:無料駐車場完備
◆参拝の流れ
- 鳥居で一礼して入場
- 手水舎で心身を清める
- 拝殿で二拝二拍手一拝
- 神札授与所で占い用紙を受け取り(希望者)
- 佐久佐女の森を通って鏡の池へ
- 天鏡神社に参拝後、縁占い
◆授与品
- 縁結びのお守り(椿のデザイン)
- 占い用紙(100円)
- 御朱印
- 絵馬
「八重垣神社」周辺の見どころ
八重垣神社周辺には小泉八雲ゆかりの地も多く、合わせて巡ることができます。
近隣スポット
- 小泉八雲旧居:徒歩約15分
- 松江城:バスで約15分
- 神魂神社:徒歩約20分(はにわロード経由)
- 城山稲荷神社:バスで約10分
これらを含めたパワースポット巡りのモデルコースも人気で、半日から1日かけて松江の神社仏閣を巡る観光客が増えています。
まとめ:『ばけばけ』に登場の【八重垣神社】は実在のパワースポット
朝ドラ『ばけばけ』に登場する「八重垣神社」は、島根県松江市に実在する由緒正しい神社です。
日本神話の「八岐大蛇退治」を背景とし、素盞嗚尊と稲田姫命の夫婦神を祀る「縁結びの聖地」として、現在も高い人気を誇っています。
ドラマでも描かれた鏡の池での縁占いは、小泉セツが実際に体験したエピソードに基づいており、史実の忠実な再現といえるでしょう。
占い用紙に硬貨を乗せて池に浮かべる神秘的な体験は、SNSでも話題となり多くの参拝者を集めています。
小泉八雲の日本名の由来ともなった「八雲立つ 出雲八重垣」の和歌が生まれた地でもあり、文学的・歴史的価値も高い神社です。
恋愛成就だけでなく、仕事や人間関係など様々な「縁」を結ぶパワースポットとして、現在も変わらぬ信仰を集め続けています。
松江を訪れる際は、ドラマの舞台となったこの神聖な場所で、あなたも縁占いを体験してみてはいかがでしょうか。
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