NHKドラマ10『シバのおきて~われら犬バカ編集部~』が2025年9月30日から放送されています。
この心温まる柴犬のドラマを見て、「これって実話なの?」「原作はあるの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、このドラマはノンフィクション作品『平成犬バカ編集部』を原作とした実話ベースの物語で、実在する日本犬専門誌『Shi-Ba』の編集部がモデルです。
本記事では、ドラマ『シバのおきて』の実話性や原作について詳しく解説します。
『シバのおきて』の原作は実話ベースのノンフィクション
ドラマ『シバのおきて』の原作は、片野ゆかさんによる『平成犬バカ編集部』(集英社)です。
この作品は2018年に刊行され、2021年に文庫版も発売されており、現在まで多くの読者に愛され続けています。
重要なポイントは、この原作がフィクションではなく正真正銘のノンフィクションであるということです。
片野ゆかさんが実際に存在する日本犬専門誌『Shi-Ba(シーバ)』の編集部を徹底取材し、そこで働く人々の実体験を基に描いた作品となっています。
実在するモデル『Shi-Ba』編集部の物語
ドラマに登場する架空の雑誌「シバONE」のモデルとなったのが、実際に存在する日本犬専門誌『Shi-Ba(シーバ)』です。
この雑誌は2001年に創刊された、日本初の日本犬専門雑誌として知られています。
主人公のモデルとなった実在の人物は、『Shi-Ba』の創刊編集長である井上祐彦さんです。
井上さんは辰巳出版株式会社で、元々はパチンコ雑誌の編集に携わっていましたが、社内失業状態に陥った際に、愛犬をきっかけとして日本犬専門誌の企画を思いつき、実現させました。
そして、ドラマに登場する福助のモデルとなったのが、井上さんの愛犬だった福太郎君です。福太郎は創刊当時のメインモデル犬として活躍し、雑誌の顔として多くの読者に愛されました。
『平成犬バカ編集部』が描く「犬現代史」
原作『平成犬バカ編集部』は、単なる編集部の奮闘記ではありません。
片野ゆかさんは、平成時代を「この国に多くの犬バカが生まれた時代」と位置づけ、犬と人間の関係が大きく変化した時代背景を詳細に描いています。
平成時代以前、犬は主に番犬として外で飼われることが一般的でした。
しかし、平成時代になると、犬は家族の一員として室内で飼われるようになり、ペット産業も大きく発展しました。
原作では、このような社会的変化と併せて、犬に関する法律の整備、フィラリア予防薬の普及、ペット保険の発達、犬の高齢化問題などについても詳しく解説されています。
ドラマ『シバのおきて』と原作の違いと共通点
ドラマ版では実話をベースにしながらも、フィクション要素が加えられています。
登場人物の名前や細かい設定は変更されており、物語をより分かりやすくドラマ化するための脚色が行われています。
しかし、編集部の人間関係のギスギスした雰囲気や、犬を通じて人々の心がほぐれていく過程は、実話の体験談に基づいて描かれています。
原作を読んだ読者からは「思わず笑顔になるエピソード」や「涙なしには読めない場面」があることが報告されており、ドラマでもその感動が再現されています。
実在する『Shi-Ba』雑誌の現在
モデルとなった『Shi-Ba』は現在も発行が続けられており、2018年には創刊100号を達成しました。
辰巳出版から月刊で発行されており、柴犬をメインとした日本犬の情報を提供し続けています。
同雑誌の特徴は、他のペット雑誌では見られないユニークな企画やユーモア溢れる内容で、そこが読者から愛され続けている理由です。
時には批判的な意見を受けることもありますが、犬への深い愛情に基づいた企画作りが評価されています。
『シバのおきて』キャスト陣の実話への取り組み
ドラマでは大東駿介さんが主人公・相楽俊一役、飯豊まりえさんが石森玲花役を演じています。
大東さんは取材で「柴犬の福助から多くのことを学んだ」と語っており、実話ベースの物語だからこそ、犬との共演を通じて人間の在り方について考えさせられたと述べています。
また、柴犬の福助役を演じる犬の声は柄本時生さんと津田健次郎さんが担当しており、実話性を重視したキャスティングが行われています。
社会的なテーマも含む作品性
『シバのおきて』は単なる癒し系ドラマではありません。
原作では、飼育放棄、ペットビジネスの課題、災害時のペット対策など、現代社会が抱える様々な問題についても取り上げられています。
平成から令和へと時代が変わる中で、犬と人間の関係はさらに多様化しており、ドラマを通じてこれらの社会的テーマについて考える機会も提供されているのです。
まとめ:ドラマ『シバのおきて』は原作ありの実話がベース
ドラマ10『シバのおきて』は、片野ゆかさんのノンフィクション『平成犬バカ編集部』を原作とした実話ベースの作品。
実在する日本犬専門誌『Shi-Ba』の編集部をモデルに、主人公や愛犬にも実在のモデルが存在します。
平成時代の「犬現代史」を背景に、編集部で働く人々の奮闘と、犬を通じた人間関係の変化が描かれており、笑いあり涙ありの心温まる物語です。
実話の重みとドラマとしての面白さを両立した『シバのおきて』は、犬好きの方はもちろん、人間関係に悩む現代人にも多くの気づきを与えてくれる作品と言えるでしょう。
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