NHK連続テレビ小説『ばけばけ』で、寛一郎さん演じる山根銀二郎に視聴者から「かわいそう」「不憫すぎる」という同情の声が殺到しています。
松野家に婿入りした真面目で優しい銀二郎ですが、その献身的な姿勢とは裏腹に理不尽な扱いを受け続けており、SNS上では「もう逃げて」「これは離婚されても仕方ない」といった心配の声が日増しに高まっている状況です。
本記事では、なぜ銀二郎がこれほどまでに「かわいそう」と言われるのか、松野家での具体的な状況や視聴者の反応、そして史実モデルとの関係から見える今後の展開まで、詳しく解説します。
『ばけばけ』銀二郎(寛一郎)がかわいそうと言われる理由
松野家の膨大な借金を知らされていなかった
銀二郎が婿入りした松野家は、父・司之介(岡部たかし)がウサギの転売業で大失敗し、多額の借金を抱えていました。
銀二郎は「多少の借金があることは聞いていた」ものの、実際は1か月の給料のほとんどを借金返済に持っていかれるレベルだとは知らされていませんでした。
視聴者からは「結婚詐欺みたいなもの」「これじゃ働くために婿に取られたようなもの」という声が上がっており、銀二郎が置かれた状況の厳しさが浮き彫りになっています。
「馬車馬殿」と揶揄され、働かされ続ける日々
借金の事実を知った銀二郎は、家族のために昼夜を問わず働き続けます。
しかし松野家では「馬車馬殿」などと揶揄され、その献身的な働きぶりが当然のように受け止められているのです。
第13回では、トキが雨清水傳(堤真一)の看病を買って出た際、銀二郎はトキの体を心配して反対しますが、義父・司之介と義母・フミ(池脇千鶴)は「しっかりとお世話させていただきなさい」と口をそろえ、銀二郎の意見は無視されてしまいました。
家族の中で一番働いているのにもかかわらず、とくに勘右衛門(小日向文世)や司之介から少しも銀二郎に対しての感謝や敬意を感じないのはあまりにもかわいそうです。
義祖父・勘右衛門からの「格が低い」という屈辱的な扱い
銀二郎が特に「かわいそう」と言われる最大の理由は、義祖父・勘右衛門(小日向文世)からの厳しすぎる指導と圧力です。
第12回放送では、木刀の振り方を見て「格が低い」「格の低さが染みついている」と叱責され、さらに実家・山根家の家格を馬鹿にされるような場面もありました。
勘右衛門は「松野家の当主になる男だから、すべてにおいて格の高い武士としての振る舞いをせい」と畳み掛けます。
視聴者からは「気の毒すぎる」「メンタルゴリゴリ削られた銀二郎さん」「銀二郎さんが不憫で仕方ない」といった同情の声が相次ぎました。
個人的に勘右衛門さんちょっと面白くて嫌いじゃなかったのですが、銀二朗を婿に迎えてからは嫌な面が目立っていて嫌いになってしまいそうです・・(/ω\)
家族の重大な秘密まで背負わされる
『ばけばけ』第13回では、トキが実は雨清水傳とタエ(北川景子)の子供であるという家族の重大な秘密を、義父・司之介がうっかり漏らしてしまい、それを銀二郎が偶然耳にしてしまいます。
その後、勘右衛門は真剣を手に銀二郎に向かい、「寝言でも言うなよ、よいな」と脅すように言い含めます。
この緊迫したシーンに対し、視聴者からは「トキより先に知るなんて辛すぎる」「心優しい銀二郎さんを悩ませる松野家。彼が気の毒すぎる」「もう勘弁してほしい状態」といったコメントが殺到しました。
松野家の「ホラー」とも言える閉鎖性
視聴者が感じた「優しさの裏に潜む恐怖」
SNSでは「ばけばけ、ホラーに思えてきた」「婿さん、可哀相すぎる」「あの家族、外から見ると恐ろしい」という声が噴出しています。
コメディタッチの明るい演出の裏に、視聴者は”違和感”を感じ取っているのです。
まるで、温かい家庭の皮を被った”異界”を覗いてしまったような、そんなざらりとした不安が、毎朝のテレビの前を覆い始めました。
『ばけばけ』という作品が異彩を放つのは、銀二郎という”外から来た人間”の視点を通じて、家族という小宇宙を見せる構成です。
松野家の内部で長く培われてきた価値観は、外から来た婿にとっては理不尽の連続でしかありません。
しかし誰もが悪人ではない。そこにこそ、この物語の怖さと深さがあります。
松野家の内側と外側の温度差
「松野家は内から見れば温かいけど、外から見ると閉鎖的な家そのもの」「誰も悪くないのに怖い」という視聴者の声が示すように、松野家には独特の閉鎖性があります。
銀二郎はその存在を忘れられるほどの軽さで扱われることもあり、「いるのに、その存在を忘れられるほどの軽さなことに溜息が出た」というコメントもありました。
銀二郎の史実モデル・前田為二から見える今後の展開
銀二郎のモデル・前田為二とは
銀二郎のモデルとなったのは、小泉セツ(トキのモデル)の最初の夫・前田為二(まえだためじ)です。
前田為二は旧鳥取藩の士族の次男として生まれ、1886年頃に小泉セツと結婚し、婿養子として稲垣家(ドラマでは松野家)に迎えられました。
しかし、稲垣家には返済の見通しのない借金が重くのしかかり、養祖父・万右衛門(ドラマでは勘右衛門)は旧士族としての誇りを手放さず、婿養子として迎えた前田為二に家風を守るよう厳しく求めました。
重圧に押しつぶされそうになった前田為二は、将来に希望を見いだせず、結婚からわずか1年ほどで家を出る決意をします。
銀二郎は離婚して松野家を出奔する
史実を踏まえると、銀二郎とトキは第4週で離婚することが既に公表されています。
第10回(10月10日放送)で祝言を挙げた二人ですが、その生活はわずか1年足らずで破綻します。
ドラマでは、雨清水家の織物工場が倒産してトキが解雇されると、銀二郎はトキが遊郭に売られてしまうのではないかと危機感を覚えるようになります。銀二郎はお金を稼ぐために本職と内職に加えて遊郭の客引きの仕事も志願し、昼夜問わず働くようになります。
しかし、このことが銀二郎と松野家との決定的な決別へと繋がってしまいます。遊郭で客引きをしているところを勘右衛門と司之介に見つかってしまった銀二郎は、「家格が下がる」と勘右衛門から激しく責め立てられます。
家のためと思い必死に稼いできた銀二郎の反論に、一切耳を貸さない勘右衛門。ついに松野家での生活に限界を感じた銀二郎は、「二人でどこか遠くの町で暮らさないか」と愛するトキに提案しますが、家族のことが大好きなトキは即答ができません。
翌朝、銀二郎は手紙を残して東京へ出奔(消息不明)します。
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離婚理由は「家族か夫婦か」という価値観の違い
トキと銀二郎の離婚理由は、「家族か夫婦か?」という価値観の違いです。
銀二郎は「夫婦二人だけで生きたい」と願いますが、トキは「家族を捨てられない」という立場を取ります。
どちら側の気持ちも共感できるため、視聴者にとっては非常に辛い展開に。
一方で、「トキには家族を捨ててまで一緒になるほどの想いは銀二郎になかった」という見方もできます。
『ばけばけ』視聴者の反応とSNSの声
銀二郎への同情の声
SNSでは、銀二郎への同情の声が日々高まっています。
「銀二郎さんに対するなんでいるんだが理解できなくてもう一回観ちゃった。これはひどい」
「銀二郎がひたすらに不憫…小豆洗い似のまんまるの目が常に涙ぐんでるやん。松野家怖いってー!」
「銀二郎さん…真面目すぎる方だから全部真面目に捉えて苦しいだろうな… ただでさえいっぱいいっぱいなのに、大きな秘密も共有されちゃって……」
「いるのに、その存在を忘れられてることに溜息が出た」
「気の毒過ぎる」「つらいな」「かわいそう」「ヒリヒリする」「婿殿しんどい」「ストレスたまるわ」「もう逃げていいぞ」「これじゃ出ていくよ」
銀二郎を演じる寛一郎の演技への評価
一方で、銀二郎を演じる寛一郎さんの演技には高い評価が寄せられています。
「松野家に馴染んでるようで所在なさげにも見えるとかとても上手いな」
「佐藤浩市さんの若い頃に生き写し」
「無言の表情に説得力がある」
「これ全部セリフなしの5秒程度で伝わってくるんですよ。豊かな表現だな~~。これぞテレビ小説ですよ」
寛一郎さんが演じる銀二郎の派手さのない”沈黙の芝居”、目の奥で感情を押し殺すような静かな演技に、視聴者は彼の成長を感じ取っています。
銀二郎は離婚後どうなる?今後の展開予想
史実によれば、前田為二は離婚後に大阪へ移り住み、働きながら商いを始め、やがて会社を興して成功を収めたと伝わっています。
ドラマでも、山根銀二郎は離婚後に東京へ向かい、トキへ「お金をためて商売をはじめ、社長になった」という手紙を送る描写が登場する可能性が高いです。
物語の中盤以降で、月収200円を稼ぐ会社の社長として再登場する予定とも言われています。
まとめ:『ばけばけ』銀二郎に「かわいそう」「不憫」の声が殺到
NHK連続テレビ小説『ばけばけ』で寛一郎さん演じる山根銀二郎は、松野家に婿入りした真面目で優しい青年。
そんな彼に対して数多くの理不尽な状況が重なり、視聴者から「かわいそう」「不憫すぎる」という同情の声が殺到しています。
松野家は内側から見れば温かい家族ですが、その”優しさの裏に潜む恐怖”が視聴者の心をざわつかせています。
今後、銀二郎がを感じどのような行動に出るのか、彼の物語から目が離せません。
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