2025年9月29日にスタートしたNHK連続テレビ小説『ばけばけ』のオープニング映像に関して、キャストやスタッフのクレジット文字が「小さい」「見にくい」「小さすぎて読めない」といった声が視聴者から多く寄せられています。
博多華丸・大吉さんも番組『あさイチ』で「文字が小さくて」と指摘するなど、ドラマ放送開始日から大きな話題となりました。
本記事では、なぜこのような現象が起きているのか、制作側の意図や今後の改善の可能性について詳しく解説します。
『ばけばけ』オープニングの文字が小さすぎる問題とは
『ばけばけ』のオープニング映像は、写真家・川島小鳥さんが撮影したヒロインのトキ(髙石あかり)とヘブン(トミー・バストウ)夫婦の静止画で構成される斬新な演出が話題となっています。
しかし、画面右側に表示されるキャストやスタッフクレジットの文字サイズが極端に小さく、多くの視聴者が「読めない」と困惑している状況です。
実際に前作『あんぱん』と比較すると、『ばけばけ』のクレジット文字は約1/2から1/3程度の大きさとされており、目を凝らさないと判読できないレベルとなっています。
テレビ画面のサイズに関わらず、視力1.0の視聴者でも文字を認識することが困難な状況が報告され、「朝ドラ史上最も文字が小さいのでは?」という声も上がりました。
『ばけばけ』視聴者の反応と『あさイチ』での指摘
番組放送直後から、SNS上では文字の小ささを指摘する声が相次ぎました。
「ばけばけ、オープニングの字が小さい」「OPの文字フォントが小さすぎる」「年寄りには厳しい」といったコメントが多数投稿され、特に朝ドラの主要視聴層である高齢者への配慮不足を懸念する声が目立ちます。
注目すべきは、『ばけばけ』放送後の情報番組『あさイチ』で、MC の博多華丸さんが率直に問題を指摘したことです。
華丸さんは「あえてでしょうけど、出演者の名前が小さくて。僕も含めて全国のおじいちゃんおばあちゃんが…」と語り、相方の大吉さんも「視力トレーニングも兼ねて」と笑いでフォローしました。
このやり取りは多くの視聴者の共感を呼び、「やっぱり言われた!」という反応が広がったのです。
制作側の意図と理由の考察
なぜ『ばけばけ』のオープニングクレジット文字はこれほど小さくなったのでしょうか。
制作統括の橋爪國臣氏は、静止画構成にした理由について「川島小鳥さんの写真の良さを消さないよう、写真に文字を載せなかった結果、写真外にクレジットを配置することになった」と説明。
具体的な制作意図としては、以下の要因が考えられます
デザイン性の重視:主人公夫婦の写真を際立たせるため、文字を小さくして視覚的なバランスを保とうとした可能性があります。背景が白で文字が黒というコントラストは維持されているものの、サイズが犠牲になった形です。
視聴者の想像力への配慮:制作陣は「曲を聞きながら静止画を見ると、その先が勝手に想像でき、想像の余地がすごくあると思った」と語っており、文字情報を意図的に控えめにすることで、視聴者の創造性を刺激しようとした可能性があります。
ネタバレ防止の観点:朝ドラのオープニングでは、その日の出演者が事前に分かってしまうことがあります。文字を小さくすることで、サプライズ登場や展開の先読みを防ぐ意図があったかもしれません。
過去の朝ドラでの類似問題と改善事例
実は、朝ドラのオープニングクレジットが見づらいという問題は『ばけばけ』に限ったことではありません。
2024年放送の『虎に翼』でも「背景色と文字色が似ていて読みづらい」という苦情が初週から寄せられました。
その結果、『虎に翼』では視聴者の声を受けて実際に改善が行われました。
文字の後ろに暗めの色を入れることで見やすくしたところ、対応を評価する声が寄せられたと報告されています。
このような改善事例があることからは、『ばけばけ』についても今後修正される可能性があるかもしれません。
アクセシビリティの観点から見た問題点
テレビ番組における文字の読みやすさは、アクセシビリティ(利用のしやすさ)の重要な要素です。
朝ドラは老若男女問わず幅広い層が視聴する番組であり、特に高齢者の視聴率が高いことが知られています。
視力の衰えや老眼などにより細かい文字の判読が困難な視聴者への配慮は、公共放送として必要不可欠な要素といえるでしょう。
制作関係者も「朝ドラは老若男女問わずファンが多く、華丸さんも話したように目の悪い人にとって見づらかったことは確か」と認めており、配慮不足が問題となってしまっていることは明らかです。
『ばけばけ』OP映像文字の大きさ問題:今後の改善の可能性
『虎に翼』の改善事例や制作陣の反応を見る限り、『ばけばけ』のクレジット問題についても何らかの改善策が検討される可能性はあるでしょう。
具体的な改善方法としては、以下のようなアプローチが考えられます
文字サイズの拡大:最も直接的な解決策として、クレジット文字のポイント数を大きくすることが挙げられます。
背景処理の工夫:文字の背景に半透明の色を入れることで、コントラストを高めて可読性を向上させる方法もあります。
レイアウトの調整:写真の配置を調整し、文字表示エリアを拡大することで、より大きな文字での表示を可能にする方法もあります。
制作関係者は「早いうちにオープニングのクレジットにも変化が見られるかもしれない」とコメントしており、視聴者の声に応じた改善への期待が高まっています。
一方で「この文字の大きさでいい」「この文字の大きさがいい」という声もあるのは事実です。
制作陣がどのような判断をくだすのか注目されます。
まとめ:『ばけばけ』OPクレジットの文字が「小さい」「読めない」問題
『ばけばけ』のオープニングクレジット文字が小さすぎて読めない問題は、デザイン性と実用性のバランスを欠いた結果として発生しました。
写真家・川島小鳥さんによる美しい静止画を活かそうとした制作意図は理解できるものの、視聴者、特に高齢者への配慮が不足していたことは否めないところ。
朝ドラという国民的番組として、すべての視聴者が快適に楽しめるのが理想ですが、はたしてどうなるでしょうか。
今後の動きに注目したいと思います。
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