『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ガンダム ジークアクス)』第5話で、シャリア・ブルの口から初めて名前が出された「キケロガ」。
第7話でついにベールを脱いだこの機体(ジークアクス版キケロガ)が、なぜガンダムファンの間でこれほど大きな話題になっているのでしょうか?
本記事では、
ジークアクスのキケロガとブラウ・ブロの違いやジオングとの気になる関係性
と題して、富野由悠季監督のメモから始まった伝説のモビルアーマーの歴史と、最新作での今後の展開予想まで、徹底解説します。
記事の内容の一部に『ジークアクス』第7話終了時点までのネタバレを含んでおります。
ネタバレしたくないよという方は、第7話を見終えてからまた来ていただけますと幸いです。
キケロガとは?「トミノメモ」から蘇った伝説の機体
「キケロガ」という名称(機体名)は、決して新しいものではありません。その由来は、初代『機動戦士ガンダム』の企画段階にまで遡ります。
富野由悠季監督が残した全52話分(実際は43話に短縮)のシノプシス(あらすじ)、通称「トミノメモ」に最初に登場した幻の機体名です。
トミノメモにおいて「キケロガ」は、シャア・アズナブルが搭乗する予定のニュータイプ専用機として構想されていました。
しかし放送の短縮などの事情により、結局実際のアニメでは登場しなかったという経緯があります。
このメモには「本編未登場。ブラウ・ブロ的メカ」と注釈があり、どのような外見を想定していたのかは明確ではありませんでした。
ジークアクスでの「キケロガ」言及の意味
『ジークアクス』第5話の最終盤において「キケロガ」というワードがシャリア・ブルの口から出ました。
この、たった一言だけでガンダムファンの間でトレンドワードになるほどの注目を集めたのは、この幻とも言える機体が正式に名前を与えられ、物語に登場する可能性が高まったからです。(第7話で登場しました)
興味深いのは、ファーストガンダム(初代ガンダム)でも登場したジオン公国軍のシムス・アル・バハロフ(ジークアクスでは大尉)がニュータイプ兵器開発に関わる立場にある点でしょう。
『ジークアクス』第6話で彼女がキケロガの運用に関して深く関係していることは確定しました。
これはジークアクス世界で、戦争が終わった今も、ニュータイプ研究と新兵器開発が進んでいることを示しています。
そして、第7話でジークアクス版「キケロガ」が初めてその姿を現しました。
ジークアクスに登場するキケロガ
◤メカ解禁◢
— 機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス) (@G_GQuuuuuuX) May 21, 2025
MAN-03
キケロガ
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ジークアクスの【キケロガ】と【ブラウ・ブロ】との違い
『ジークアクス 』で登場しているモビルアーマー「キケロガ」は、外見がブラウ・ブロに似ていながらも「キケロガ」という名称です。
◤◤Backgroundworks of GQuuuuuuX◢◢#ジークアクス 制作の裏側にまつわる様々なモノをチラ見せ!
— (株)カラー 2号機 (@khara_inc2) June 9, 2025
3Dモデルのターンテーブル動画をご紹介。
第35弾は「キケロガ」です!#BGWoGQX #GQuuuuuuX
TVシリーズ『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』… pic.twitter.com/hzE4p0qhiL
この意図的な名称変更には、原典へのリスペクトが込められているとされています。
ジークアクスに登場するキケロガと、初代ガンダムに登場するブラウ・ブロの違いを表にまとめました↓↓
| 比較項目 | キケロガ(ジークアクス) | ブラウ・ブロ(初代ガンダム) |
|---|---|---|
| 全高 | 32.0m | 62.4m |
| 本体重量 | 868.7t | 1,735.3t |
| 搭乗人数 | 1名(単座式) | 最大3名(操縦・砲撃・サイコミュ操作を分担) |
| 武装 | 有線制御式メガ粒子砲×6(連装×2、単装×2) | 有線メガ粒子砲×4 |
| サイコミュ | フラナガン機関製サイコミュ搭載 | サイコミュ搭載 |
| コックピット | 全天周囲モニター | 通常型 |
| 変形機構 | MS形態への変形が可能 | 変形なし |
| 物語上の役割 | 幻の機体設定を現代で再解釈、進化の象徴 | ニュータイプ兵器の嚆矢、実験機 |
ジークアクス版のキケロガは型式番号「MAN-03」を持つジオン公国軍のニュータイプ専用モビルアーマー。
ブラウ・ブロとの大きな違いはサイズと搭乗人数です。
- キケロガ: 全高32.0m、本体重量868.7t、単座式(1名搭乗)
- ブラウ・ブロ: 全高62.4m、複数名搭乗(最大3名)
つまり、キケロガはブラウ・ブロのほぼ半分のサイズに小型化され、1人用の機体になっているのです。
武装面では、有線制御式メガ粒子砲×6門(連装型×2、単装型×2)を装備し、フラナガン機関の協力で搭載されたサイコミュシステムを用いて、これらの砲をオールレンジ攻撃として運用。
また、キケロガのコックピットには全天周囲モニターが採用されています。
見た目的には、両機とも丸みを帯びた巨大MA(モビルアーマー)で、左右対称のシルエットが共通していますが、キケロガはブラウ・ブロの約半分のサイズに小型化され、より引き締まった印象。
また、キケロガはMS形態への変形機構を持ち、運用の幅が広がっています。(ジークアクス第7話で変形することが明らかになった時は、変形できることと、その形態に衝撃を受けました)
ファーストガンダムでは、ブラウ・ブロにシァリア・ブルが搭乗していましたが、今度はそのブラウ・ブロに似たキケロガに搭乗することになったわけですね。
キケロガ×シャリア・ブルが超絶に強い!
◤衣装設定解禁◢
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シャリア・ブル
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ジークアクス第7話では、シャリア・ブルがそのジークアクス版キケロガに搭乗し、ハンブラビとサイコガンダムを撃破するという無双っぷりを見せました。
冷静かつ確実に敵機を撃墜するシャリア・ブルのカッコよさがエグかったです。(ジオン最強ニュータイプは伊達じゃない!(`・ω・´))
キケロガとシャリア・ブルの相性は抜群で、強力な機体と優秀なパイロットが掛け合わさった時の相乗効果は凄まじいものがあるなと感じました。
シャリア・ブルの強さについて詳しく分析した記事も併せてお読みください↓↓

ジークアクスのキケロガは人型にも変形する
ジークアクスのキケロガについて驚いたのが変形です。
いわゆる、ブラウ・ブロのような基本のMA(モビルアーマー)形態から、人型のMS(モビルスーツ)形態へと変形することが判明しました。
細身のボディと背中に変形した際に余ったパーツが背中部分に集まるという、少し奇妙な形をしていたことも含めかなり衝撃的でした。
第7話終了時点では、変形後の戦闘は描かれていないため、MS形態でどのような戦闘をするのか見てみたいです。
これまでの「キケロガ」のイメージはジオングに似ていた
トミノメモの存在が明らかになった後、いくつかのメディア作品で「キケロガ」という名の機体が登場したことがあります。
『SDガンダム GGENERATION-F(GジェネF)』では、「MSN-01 キケロガ」として登場。
ここでの「キケロガ」は「ジオン公国軍のNT専用試作MS」とされ、「腕部が有線サイコミュ式ビーム砲となっている」と説明されています。
また「エルメスをMS化した機体とも伝えられる」という設定もありました。
しかし、こうしたゲームなどに登場したキケロガのデザインは、ジオング風の外見を持つモビルスーツとして描かれています。(カラーリングも似ているし、ギャンにも似ている)
ですが『ジークアクス』ではブラウ・ブロ風のモビルアーマーとして描かれていました。
シイコ・スガイが搭乗したゲルググの見た目がジムに酷似していたように、ジークアクス独自の解釈として見るのが良さそうですね。

キケロガ改造プラモデルも登場
熱心なガンダムファンの間では、既にジークアクス版「キケロガ」の改造プラモデルも制作されているようです。
例えば、旧キットの「ブラウ・ブロ」を改造してジークアクスの「キケロガ」を製作した例が報告されています。
この改造では、黒丸の数、メイン窓の形状、ビーム砲の形状、後部スラスターの分割、後部中央のトラス構造などに焦点が当てられ、設定画とブラウブロのキットを比較しながら作業を行ったとのこです。
また、オールレンジ攻撃用のパーツも組み込まれています。
改造で、できるだけジークアクス版を再現しようとする執念を感じますし、すごいですよね。
今後の展開予想 – キケロガはどう活躍する?
キケロガはジークアクスの物語においてどのような役割を担うのでしょうか?
第6話から「キシリア暗殺計画」と、バスク・オム(声:安元洋貴)の登場、ムラサメ研究所の話題など、『機動戦士Zガンダム』を思わせる要素が多く登場しました。
そして、第7話ではシャリア・ブルがキケロガに搭乗し「キシリア暗殺計画」を阻止するという活躍が描かれています。
今後、シュウジが残した「書き換えなきゃ」という謎のキーワードや赤いガンダムとともに、キケロガは単なる戦闘用機体ではなく、ニュータイプ同士の感応や対話を象徴する存在となる可能性があります。
また、ジオンに迎えられたニャアンの今後の展開とキケロガの関係性についても、ファンの間で注目されているようです。
まとめ:幻の機体「キケロガ」がついにジークアクス世界で姿を現す
『ガンダム ジークアクス』に登場する「キケロガ」は、45年以上前の企画段階で消えた幻の機体名が、2025年における最新作で新たな意味を持って蘇った象徴的な存在です。
その歴史的背景と現代での位置づけは、ガンダムシリーズの奥深さを改めて感じさせるものとなっています。
大型モビルアーマー「ブラウ・ブロ」を彷彿とさせる外見でありながら、サイズや搭乗人数、内部構造が異なる新解釈のキケロガが、今後どのようにジークアクス世界の物語に絡んでいくのか。
Zガンダム的な要素が多く盛り込まれ始めた『ジークアクス』において、重要な役割を担うことは間違いないでしょう。
今後の物語の展開とともに「キケロガ」の戦闘シーン・活躍の場面に大いに注目していきたいですね。
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