2026年2月6日、ミラノ・コルティナオリンピックのフィギュアスケート団体戦がスタートしました。
日本は団体での悲願の金メダル獲得を目指し、エース級の選手を投入して臨んでいます。
そんな中、テレビ朝日系列の中継で解説を務める町田樹(まちだ たつき)氏の解説がSNS・X(旧Twitter)で大きな話題を呼んでいます。
「分かりやすい」「好き」「ずっと聞いていたい」という絶賛の声が続出。
なぜ、町田樹さんの解説はこれほど視聴者の心を掴むのでしょうか?
本記事では、町田樹氏のプロフィールから解説の特徴、SNSでの反響まで徹底解説します。
町田樹とは?元フィギュアスケート選手の華麗な経歴
町田樹氏は1990年3月9日生まれ、神奈川県川崎市出身の元フィギュアスケート選手です 。
■主な競技成績
- 2014年ソチオリンピック5位入賞(団体・個人ともに)
- 2014年世界選手権銀メダル
- 2013年・2014年グランプリシリーズ スケートアメリカ2年連続優勝
- 2010年四大陸選手権2位
現役時代から独創的なプログラムと表現力、そして知性あふれるコメントで「氷上の哲学者」という愛称で親しまれてきました 。
常に鞄に2冊の本を持ち歩く読書家で、愛読書はヘーゲルの『美学講義』という逸話も有名です 。
2014年末に競技を引退後は、早稲田大学大学院スポーツ科学研究科で博士号を取得。現在は國學院大學人間開発学部健康体育学科の准教授として教壇に立ちながら、振付家やスポーツ解説者としても活躍しています 。
2026年1月には著書『スポーツ・クリティーク』(世界思想社)を出版し、スポーツ批評の新たな地平を切り開いています 。
ミラノ五輪フィギュア団体で町田樹が解説を担当
2026年ミラノ・コルティナオリンピックでは、テレビ朝日系列のフィギュアスケート中継で、町田樹氏が男子シングルとアイスダンスの解説を担当しています。
団体戦初日の2月6日、アイスダンスのリズムダンス(RD)から競技がスタート。普段なじみの少ないアイスダンスの技やルールについて、町田氏が丁寧に解説を行いました。
日本代表として吉田唄菜・森田真沙也組が登場する中、町田氏の解説はXで早くも大きな反響を呼びました 。
SNSで「町田くんの解説分かりやすい」「好き」の声が続出!
フィギュア団体戦の放送開始直後から、町田樹氏の解説に対する絶賛の声がXに続々と投稿されています。
視聴者からの反響(Xより)
- 「町田樹解説本当にわかりやすい。技名だけ言うのは解説じゃあないんすよ。本当にフィギュア団体戦の解説に町田樹氏を呼んでくれた人に感謝」
- 「フィギュア団体、町田先生の解説が初っ端からいい……」
- 「オリンピックだし時間的にフィギュアスケートに詳しくない方も見るだろうからなのか、町田樹先生の解説がわかりやすい」
- 「町田先生の解説、すごく好きです。高評価の理由を技術面でも芸術面でも教えてくれます。しかも美しい言葉で。男子だけではもったいない」
このように、初心者にも分かりやすく、それでいてフィギュアスケートの深い魅力を伝える解説が、多くの視聴者から支持を集めています。
町田樹のフィギュア解説が「分かりやすい」と好評な理由5選
なぜ町田樹氏の解説はこれほど視聴者に響くのでしょうか。その理由を5つのポイントで解説します。
1. 「技名だけ言う」のではなく本質を説明する
町田氏自身が「スポーツ解説には空虚な言葉が蔓延している」と指摘しているように、「表現力が素晴らしいですね」といった紋切り型の賞賛ではなく、なぜ高評価なのかを技術面・芸術面の両面から具体的に説明します 。
2. 元選手ならではの「内の目」と研究者の「外の目」を併せ持つ
競技者として20年以上の経験(「内の目」)と、研究者として培った学術的知見(「外の目」)。この複眼的な視座があるからこそ、選手の気持ちに寄り添いながらも客観的で的確な解説ができるのです 。
3. 静かで心地よい語り口
「静かな語り口調が耳に心地よい」「滑るように適切な言葉が流れてくる」と評されるように、声を荒げることなく、淡々と、しかし美しい言葉で語るスタイルが視聴者に好評です 。
4. 選手への敬意と謙虚な姿勢
選手の心情を語る際も「あくまでも推察の域を出ない」と前置きし、決めつけた話し方をしない。選手一人一人への敬意が感じられる解説が信頼を生んでいます 。
5. 入念な下調べに基づく具体的な情報提供
過去の大会ではジャンプの成功率などの統計データを示しながら解説することも。「根拠なく『大丈夫だと思います』という抽象的な言葉を使わない」姿勢が、解説の説得力を高めています 。
過去の解説でも大反響!北京五輪・GPシリーズでの評判
町田樹氏の解説は、今回のミラノ五輪が初めてではありません。過去の大会でも高い評価を得てきました。
■2022年北京オリンピック(NHK)
「国文学の先生みたい」「ずっと聞いていたい」「心地よく競技に惹き込まれる」と反響が広がりました 。
女子フィギュアについて「神は細部に宿る」という言葉を引用し、「女子は『勝利は細部に宿る』という感じ」と独自の表現で解説。
圧倒的な強さを見せたワリエワ選手について「むしろ彼女を視野に入れない。成績よりも、自分が五輪という舞台で何を成し遂げたいのか」とアドバイスを送る姿が印象的でした 。
■2023年GPファイナル(テレビ朝日)
「タイプライターを打つ音、流れてくる用紙、それを飲み込み、意味深な振り付けで幕を開ける」
「ヴァイオリンの音階が上へ下へと激しく揺らぐ、それに呼応するようにスケートと上体の動きも上下左右へとうつろう」
といった詩的な解説が話題に。「まるでソムリエ」と評されました 。
町田樹がミラノ五輪前に語った解説への意気込み
2026年1月、町田氏は新春トークイベントで、ミラノ五輪の解説について次のように語っています。
「演技を見ながらの解説はまさに漫才のようなもの。あうんの呼吸が必要になりますが、報道のプロの方々との豊かなコラボレーションを通じて、日本の方々にその面白さや醍醐味をお伝えしたい」
また、雑誌インタビューでは「ミラノ五輪においては、及ばずながらそうした解説ができるよう最大限の力を尽くしたいと思います」と意気込みを見せていました 。
ミラノ五輪フィギュア団体の注目ポイント
町田樹氏の解説をより楽しむためにも、今回の団体戦の概要を押さえておきましょう。
日本代表メンバー
| 種目 | 選手名 |
|---|---|
| 男子シングル | 鍵山優真、佐藤駿、三浦佳生 |
| 女子シングル | 坂本花織、中井亜美、千葉百音 |
| ペア | 三浦璃来・木原龍一組、長岡柚奈・森口澄士組 |
| アイスダンス | 吉田唄菜・森田真沙也組 |
◆団体戦のルール
団体戦は男女シングル、ペア、アイスダンスの総力戦。予選でそれぞれの順位に応じたポイント(1位=10点、2位=9点…)を合算し、上位5チームが決勝へ進出します。
日本は前回2022年北京大会で銀メダルを獲得しており、今大会では悲願の金メダルを目指しています。
町田氏も「日本は団体戦でメダル圏内に入ることができており非常に誇らしい」と語っています 。
町田樹の著書『スポーツ・クリティーク』も話題
2026年1月に発売された町田氏の著書『スポーツ・クリティーク』(世界思想社、2,200円)も注目を集めています。
毎日新聞の連載コラム「今を生きる、今を書く」をまとめた本書は、元アスリートとしての実践知と研究者としての学問知を融合させ、現代スポーツへの批評を展開。「スポーツ批評」という新たな切り口でスポーツ文化を論じています。
漫才師で東北芸術工科大学准教授のサンキュータツオ氏は「競技者から学者になった『越境者』だからこその誠実な言葉。町田先生、すごいことになってます!」と推薦しています 。
まとめ:フィギュア・町田樹の解説が「分かりやすい」「好き」と評判!
ミラノ・コルティナオリンピック2026のフィギュアスケート団体戦で、町田樹さんの解説がSNS・Xで「分かりやすい」「好き」と大きな話題になっています。
技名を羅列するだけでなく、なぜその演技が高評価なのかを技術面・芸術面から丁寧に説明する姿勢、「氷上の哲学者」ならではの美しい言葉選び、そして選手への深い敬意。
元オリンピック選手であり研究者でもある町田氏だからこそできる唯一無二の解説は、フィギュアスケート初心者からコアなファンまで幅広い層の心を掴んでいます。
団体戦に続き、個人戦でも町田氏の解説が予定されています。ぜひその「心地よい解説」に耳を傾けながら、ミラノ五輪のフィギュアスケートを楽しんでみてはいかがでしょうか。

